「ネトラン」5月号

ネトラン 2008年 05月号 [雑誌]ネトラン 2008年 05月号 [雑誌]
(2008/04/08)
不明

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http://netrun.new-akiba.com/
現在発売中の「ネトラン」5月号で記事を執筆しました。
今月は以下の3本です。

●「痴女」「ストリップまがい」!?話題騒然の過激アイドルを取材したゾ
●えっ! 二次元も規制の対象になる!? 児童ポルノ法改正への動きが活発化
●アニメの地域格差に富山県議が動いた 地元舞台の「true tears」放映へ

過激アイドルの記事では、何かと話題の沢本あすかさんを取材。
沢本さんは、ネットで「ストリップまがい」とか書かれて叩かれてるが、自分は基本的に変わったことをしようとする人は好きだ。
集まったローアングラー含めて、芸として面白いしな。
持ち上げるわけじゃないですが、女の子1人でアンプとか機材持って、押し寄せるカメラ小僧をさばいて、警察の職務質問をあしらってって、なかなかできないよなーと感心もした。
まあ、叩かれてるから話題になったってのもあるからアレだけどね。

あと、ホコ天がなくなる云々の議論は、自分は嫌いだ。
自分が気に食わないってだけのものに「アキバのホコ天を守る」とかって大義名分をつけてる感じがして嫌なんだよね。 原宿で中止になったホコ天と違って、騒音問題はそれほどじゃないしさ。
自分が気に食わないだけなら、正直にそう言えばいいじゃねえかと思う。

伝説の暗黒プロデューサー登場! 康芳夫と家畜人ヤプー

3月24日。阿佐ヶ谷ロフトで開催されたイベント「伝説の暗黒プロデューサー登場! 康芳夫と家畜人ヤプー」を見てきました。出演者は康芳夫のほか、月触歌劇団の高取英、芸術家で泡沫候補第一号の秋山祐徳太子、右翼…じゃなく今は新左翼(?)らしい鈴木邦男という濃過ぎるメンツ。

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左から高取英、鈴木邦男、康芳夫、秋山祐徳太子。
画像はムキンポの忍者ブログさんからお借りしました。

康さんの仕事はいろいろなインタビューなどで若い世代にも知られてるが、一応説明しておくと、アントニオ猪木vsモハメド・アリの実現、単なるチンパンジーを人間とのあいの子だと触れ込んだ「オリバー君」の来日、石原慎太郎が隊長を務めた「国際ネッシー探検隊」などを手掛けた無茶苦茶な人だ。
実現しなかった企画として、猪木vs食人大統領アミン、ハイチでのトラvs空手家などがある。
テリー伊藤の師匠としても有名だ。

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詳しくは、康芳夫 - Wikipedia又はたけくまメモ 【篦棒な人々 1】「虚業家」康芳夫・抜粋をどうぞ。

トーク内容は、康さんの弟子という(初めて知った)高取さんが進行役になり、これまでの康さんの仕事を振り返りつつ、三島由紀夫自決事件と家畜人ヤプーと三浦和義逮捕の話。
途中で、月蝕歌劇団の女の子のライブも入った。

三島自決事件については、三島よりも康さんの事務所に出入りしてた森田必勝に関するトークが多かった。あと、三島が当時の右翼からどのように見られていたかなどの話や、ネットでは定説となってる三島と美智子さまとの恋愛話とかが聞けた。 高取さんは、三島自身が「美智子さんにふられた」と言っていたと人から聞いたと発言したが、康さんは二人の交際はないだろうと言ってた。真相は気になるが、何せやんごとなき方の奥さんになってるため、本人はもちろん周囲も口が堅いだろうから、公の場で明らかになるのは難しいかな。

三浦和義逮捕に関しては、「彼の最後の賭け」だと解説してて、それは頷けるものがあった。
ブログやmixiにサイパンに行くと書いて、弁護士からも止められてて、それで逮捕されると思ってなかったわけがないものな。 捕まってもいい、むしろ捕まりたかったと考えるのが妥当だろう。
三浦和義を養っていたこともあるという康さんは、「彼は殺人者です」と断言した上で(笑)、もし今回も有罪にならなければ日本とアメリカの法曹界を手玉に取ったことになり、三浦の名前はしばらく人々の記憶に残るだろうと言っていた。
確かに、ロス疑惑でスポットライトを浴びる快感に酔った三浦が、誰にも騒がれずに静かに老いていくような晩年を送りたくないと思ったというのは、想像に難くない。
当時は捜査官だったジミー佐古田も現在は探偵に落ちぶれており、三浦が契約したマイケル・ジャクソンの裁判も担当したというアメリカの弁護士も評判が落ちてる最中で、要は尾花枯らした人達が、これが最後のチャンスとばかりに繰り広げてる(仕組んだ?)「国際的な茶番劇」が真相だそうな。
これは場内爆笑でした。 が、あり得そうだから恐ろしい…

気になる「家畜人ヤプー」の映画化については、「粛々と進んでます」と言うのみで、あんまり進展してないっぽいことを伺わせたw
気になった人はサイトを見てくださいと言ってたが、サイト消えてるの知らないのかな…
長谷川和彦が監督ということで企画を進めているのは確定のようなので、余計に実現は怪しくなってます。 一応、仮契約はしたようなことは言ってたが、まだ本契約はしてないと明言してた。
康さんは、長谷川監督に決めた理由を「型にはまらないものを作れるから」だと語っていたが、結局はコイツに撮らせたら面白そうって事に尽きるのだろうと思う。
それについては、誰も異論がないだろうしね。

あと、YAHOO!ニュースのプロデューサーだかの人もゲストで呼ばれて、その人は康さんと知り合ってからヤプー映画化への出資を勧められたらしく、IT関係の友人を誘って金を出したが(それなりの額だと思われる)、その後何も音沙汰がないのでどうなりましたかと質問していた。が、康さんは「粛々と進んでます」と答えるばかり。その人は「もし映画の話が無くなっても、康芳夫に金を騙し取られたとなればネタになる」と冗談ぽく言ってたが、康さんも「それは君の箔になる」とか言い出して、マジで大丈夫なんだろうかと思ったw

ちなみに、康さんは既に遺書を書いていて、そこに沼正三(「家畜人ヤプー」の作者)の真の正体が書いてあるそうです 。康さんが言わない限りは誰かハッキリしないので、遺書なのに楽しみになっちゃうよ。

他にもいろいろと怪しげな話が飛び交っていましたが、康さんは腫れぼったい目をしていることもあってか、どこを見てるのか分からない、目の底が見えない、本当に存在しているのか分からない、という不思議な幻影を見ているような感覚にさせる人だった。
まさに、「虚業家」「怪人」という言葉でしか表せない人だ。
自分も多少は人に話を聞く仕事をしたけど、大体は、この人の底はこの辺かなと分かる瞬間がある。
悪い意味じゃなくて、大体こういう人で、こんな世界観だろうという予測が立つ。
でも、康さんは何時間話を聞こうと、底が見えない気がした。確信に近いくらい、そう思えた。

やはり、自分の中で今最も気になる人だ。


家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
(1999/07)
沼 正三

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篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 [河出文庫 た24-1] (河出文庫 た 24-1)篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 [河出文庫 た24-1] (河出文庫 た 24-1)
(2007/12/04)
竹熊 健太郎

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憂國憂國
(2006/04/28)
三島由紀夫、鶴岡淑子 他

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谷津嘉章VSゲーリー・グッドリッジ


Gg yatsu
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PRIDE.11の「谷津嘉章VSゲーリー・グッドリッジ」。
この時、谷津は44歳。格闘技に挑戦するには無謀な年齢だ。
47歳でバーリトゥードに出場したケンドーナガサキの例もあるが、「ガチンコなら最強」といわれながらも僅か数十秒で失神KOとなっている。

この試合により、私の中で最もカッコいいプロレスラーは谷津になった。
ボコボコに殴られた上でのTKO負けだけど、ダウンでもギブアップでもない。
別に、プロレスラーは総合格闘技で勝たなくていいんだよ。
倒れなかったらそれでいい。

2メートル近い大男たちのキックやチョップを受け続け、どんなに身体が痛かろうが全国を回って毎日毎日試合をするプロレスラー。
年間で十試合程度の試合量、怪我をすれば長期欠場の格闘家ごときのパンチなんかでは倒れない。倒れるわけがない。
アンドレのボディアタックに比べたら屁みたいなものだ。
そんなマンガみたいなファンタジーを見せてくれたのは、この人だけだ。

レスリング出身の谷津は、日本のモスクワ五輪ボイコットにより「幻の金メダリスト」といわれた人で、プロレス入りしてからレスリング全日本選手権で優勝したり、PRIDE以外にもアブダビコンバットに出場したりと、キャラクターが地味でなければプロレス界の革命児になりえた人だ。

こんな人が冷遇されて業界から去っていくプロレスの未来は暗い。


流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである (講談社プラスアルファ文庫)流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである (講談社プラスアルファ文庫)
(2003/05)
ミスター高橋

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WWE アンドレ・ザ・ジャイアントWWE アンドレ・ザ・ジャイアント
(2008/04/04)
アンドレ・ザ・ジャイアント

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WWE アンダーテイカー 15-0WWE アンダーテイカー 15-0
(2008/02/22)
アンダーテイカー アンダーテイカー

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「ネトラン」4月号

ネトラン 2008年 04月号 [雑誌](CD-ROM付)ネトラン 2008年 04月号 [雑誌](CD-ROM付)
(2008/03/08)
不明

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http://netrun.new-akiba.com/

今日発売の『ネトラン』の「ネトランワイドショー」に記事を執筆しました。
今月は以下の5本。

●2ちゃんねらー挑発を続けるキンコン西野
●香港芸能界史上最大のスキャンダル!?
●エリカ様そっくりAVの気になる中身とは
●ユーザーは東芝の撤退にワンダーしている!?
●アキバ面白人物ガイド

キングコング・西野のネタは、バトル相手の吉田豪さんからとても面白いコメントをいただいてるので、立ち読みでもいいから(ぉぃ、そこだけでも読んでもらえると嬉しいです。
業界一多忙なのに、急にコメントお願いして一日で面白いネタを提供してくれる吉田さんは、素直に凄い人だと思いました。深夜にゲラチェックまでしてもらったしなあ…

あとエリカ様AVは、記事中だとV&Rから出る方が6日に発売したって書き方になってるんですが、急にこちらも発売延期が発表されちゃいました。締め切り的に仕方ないとはいえ失敗。
この辺の扱いは気をつけるようにします。

福満しげゆき論

福満しげゆき氏は、「ガロ」の読者コーナー『4コマガロ』から本誌に入選し、デビューを果たした漫画家だ。その後は、エロ本や「アックス」などを経て、「モーニング」に連載するなど、近年のガロ系作家の中ではトップクラスの活躍を見せている。

自分と福満作品との出会いは、『まだ旅立ってもいないのに』という作品だ。
ショーモナイ作品ばかりが並んでいた二期目の「ガロ」に掲載され、その中で明らかに異彩を放っていた。
丁寧に描き込まれた画面、冴えない暗い青春の悩みをテーマにしながら、どこか吹き出してしまいそうな雰囲気、私は一読しただけで魅了された。
「ガロ」のマンガは、情念だけで描いて技術が伴ってないパターンと、技術だけが優れていて構成が残念なパターンが多く、それが一つの問題点だったのだが、福満氏のマンガは確かな技術とモヤモヤした情念が、どても良いバランスで両立していた。他にも「みか月さん」「妹味」「つまらない映画の中の君とつまらない映画の中の僕」など、初期は本当に傑作が多い。

この人は本物だと感じ、密かに尊敬すらしていたある日、「アックス」の読者コーナーに福満氏が電話番号を載せた。確か、映画の話ができる友人が欲しいので連絡ください、といった感じの内容だったと思う。特別な企画とかじゃなく、普通に読者の手紙として載っていた。
ドキドキしながら電話してみると、すぐに福満氏につながった。
作品のことや「ガロ」のことを話し、感動した覚えがある。
さらに、福満氏から会って話をしようと言われ、翌日に氏のアルバイト先で会うことになった。
「アックス」で連載されていた『僕の小規模な失敗』を読んだ人なら分かると思うが、作中にも出てきたあの中古レコード店だ。当時は福満氏は大学生で、東久留米駅からすぐのところに店はあった。

カウンターに座りながら様々な話をした。
客は少なかったが、たまに一人二人と来て、マンガ論を語り合ってるときに福満氏が「殺すのは簡単だけど、殺して盛り上げるのは卑怯だ!」と熱く語ったため、客の女性が怯えながら店を出るという一幕もあった(福満氏は気付いてない)。
作品はダウナー系だが、実に熱い人なんだなと思った。

福満氏は元々は「ジャンプ」などメジャー誌が好きで、奇をてらった作品が多い「ガロ」で、あえてアクションの多い作品をやろうとしたと語っていた。その作戦は成功し、確実に目を引く存在になっていた。
「アックス」でも短編をぽつぽつと発表しだした福満氏は、『僕の小規模な失敗』の連載を開始。本人いわく、ガロ系の『まんが道』を目指したという。

実際に会ってから薄々気付いていたのだが、福満氏は本人そのものが面白い。本人の悩みや社会の見方、自分への評価が面白い人なのだ。だから、自伝ともいえる『僕の小規模な失敗』は成功した。
福満氏は、自分はダメだと悩みながらも開き直ろうとはしない。このままじゃダメだダメだと、堂々巡りの不安を募らせる。ダメだけど前向きなのだ。変な言い方だが、後ろ向きに前進しようともがいている感じ。だからこそ、彼の悩む姿は暗くならない。作品も日常の悩みや恋人との出会いなど、普通に描いてしまえばつまらなくなるテーマも、福満氏だからこそ面白くなる。

『僕の小規模な失敗』は、メジャー誌「モーニング」の目に留まり、『僕の小規模な生活』として同誌で続編を連載することになった。結婚後の話になり、どちらかといえば奥さんとのエピソードに重点が置かれるようになる。
現在は連載は休止中だが、近々再開が予定されている。
福満氏の存在を「モーニング」の連載で知った方も多いと思う。
単行本も次々と発売され、メジャー作家への階段を確実に登っている。

しかし、自分は今の福満氏の作品を好きになれない。
ある程度、誰にも受けやすいとは思うのだが、初期作品にあった面白さがない。
こういうと、昔からのファンの戯言に聞こえてしまうが、これは事実だと思うし、初期の面白さを多くの人に知ってもらいたいから、あえて今の人気に水を差すようなことを書く。
福満氏は確実に“巧い”作家だ。技術があるからこそ、雑誌に合わせたような作品も書ける。しかし、モヤモヤした悩みと技術の両輪で進んできた福満氏のマンガが、技術だけになっているように感じるのだ。別の悩みは作品に見えているが、それは売れっ子マンガ家の悩みであって面白いといえるものではない。

ただ、福満氏自身が青春の悩みや童貞マンガ的なポジションに留まることを嫌って、別のジャンルに進もうとしたのは分かる。それは正しい選択だとも思う。しかし、色が付くことを嫌って別ジャンルに進出したのに、強い奥さんと情けない亭主のホームドラマ的マンガを描く漫画家と世間に認識されてしまっては本末転倒だ。

これだけ苦言を呈しておいて何だが、自分は福満氏が商業誌に消費されてしまう作家だとは思っていない。自分の表現というものを忘れていないことも知っている。
きっと、ガロ系がメジャーに吸収された後の新たな展開を見せてくれると信じている。
それまで自分は、本人に嫌われても「あの頃の福満しげゆきは良かった!」と言い続けたいと思う。



まだ旅立ってもいないのにまだ旅立ってもいないのに
(2003/07)
福満 しげゆき

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カワイコちゃんを2度見るカワイコちゃんを2度見る
(2003/12)
福満 しげゆき

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生活 1 (1)生活 1 (1)
(2008/01)
福満 しげゆき

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