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唐沢さんは相変わらず何を言ってても「オマエが言うな」と突っ込みたくなってしまうが、村崎さんは以前と変わらずに鋭いことばかり言ってる。ただ、村崎さんは、唐沢さんがケジメをつけなかったら社会派くんやめると言ってたが、あの時だけの言葉だったんかな。
今回、気になったのは「殺人にすら打ち込めない殺人者たち」の項。
アキバ殺傷事件から始まった通り魔ブーム(?)についての部分を引用。
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村崎 そんなのに殺されるのが、武本さんみたいに「自分の仕事をやり遂げるまでは死んでも死に切れない」っていう情熱を持っている人だった場合を考えてみろよ。オマエはいいよ、単に自殺衝動の延長で他人を殺すだけの「ザコキャラ」なんだから。そういうザコが無名のまま歴史から消えるのが嫌で、赤の他人を殺してでも名を上げたいっていうなら、殺す側ももっと覚悟決めて根性すえて、他人の貴重な人生を無惨に断ち切るだけの意義や価値や使命感や目的意識を見いだしてからきっちり殺りやがれよ!
唐沢 殺される方の人だって、人生の一局面でムシャクシャするようなことはあるだろうし、カッとなって誰かを殺したいと思う瞬間だってあるだろう。ムシャクシャしているのはオマエ一人じゃないんだよって。ホント、「たった一人のかけがいのないアナタが誰よりも大事」みたいな薄っぺらなメッセージをみんなマジで信じ込んでいるから、こういう事件が連発するんだ。日曜日のアキバを歩いていた人も、八王子の書店で本を売っていたバイトの女の子も、全部オマエと同じ人間なんだって。その「みんな自分と同じ存在」っていう事実に耐えられない、「オレはオマエらとは違う、一ランク上の人間なのだ」ということを見せ付けたい、その見せ付けたい欲望の最たるものは「オレはオマエらを殺すことだってできるんだ」ってことでしょう。それで自分が全知全能の存在であるという妄想を現実化できると思っている。
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以下は自分が少し前のミクシィ日記のコメント欄で書いた文章。
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加藤君の事件は「老若男女問わず何があるか分りませんよ」という意味もあると思いますが、「ワイドショー独占」とか掲示板での実況とか見ても、自意識過剰だと思うんですよね。
何の力もないのにプライドだけ高いから、自分でもコトが起こせるぞ!ってのを見せたかったというか。
で、そういった人達がアキバのホコ天に集まってた状況はあると思うんですね。表現手段を磨かずに、手早く自分の存在を誇示したい人達が。そこで、沢本あすかさんはケツを出しましたが、加藤君はナイフを振り回したんじゃないかという部分もあると自分は推測してます。---------------------------------------------------------
何か偉そうで恐縮だけど、社会派君の文章と上記の文章を合わせて考えると、最近の通り魔事件とか犯行予告とかが大体解明できるような気がする。
今更、だからどうだって話じゃないが。
注意点としては、加藤君を始めとした通り魔や犯行予告をした連中に力がないことや、力を手に入れるための努力を惜しんでいることが悪いわけではない。
それは個人の勝手。
要は、世の中を恨んでいるくせに、世の中が「勝ち組・負け組」とかって風潮になったらそれに影響されてしまうというのがダメなんだよ。そこが、何よりくだらない。
これ以上は何か蛇足な気がするので省略。
しかし、自他共に認める鬼畜の村崎さんや、例の事件で名実共に真の鬼畜・クズになった唐沢さん、そして自称・鬼畜の自分が正論を言うようでは、やっぱり世の中は狂ってるのかも。 >