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反貧困フェスタ2009

反貧困

http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/festa2009/festa2009.html

先日、某レイヴ職人集団の機材貸し出しの手伝いのため、千代田区の中学校であった「反貧困フェスタ2009」に行った。
派遣村で一躍時の人となった湯浅誠氏を中心に、NPO団体や労働団体が集まってシンポジウムやらDVD上映やら対談やらをするイベント。
そこでレイヴも企画され、その機材レンタルの手伝い。

レイヴは何度か行っているのだが、機材なんて触ったこともないから足手まとい寸前…
知識がなくても出来る仕事だけやらせてもらいったが、やはり本格的な機材は大変だ。
しかし、いろいろと舞台裏が分かって勉強になった。

レイヴは午前が体育館、午後からは校庭のメインステージに移動したんだが、そこは生活保護の相談所の向かい側…w
こりゃヤベーだろと思って見てたら、案の定「相談内容が聞こえない!」とレイヴの企画者にクレームが入って、音を物凄く小さくさせられてた。

炊き出しも行われてたんだが(というか、これが真のメイン企画)、カレーや汁物はもちろん、焼き鳥にイカ焼きにホタテまであった。もはや炊き出しじゃなくて、縁日の状態。
ここで酒売ったら、儲かったことだろう。
で、一仕事終えた自分たちは炊き出しに並べるわけもなく、その美味しそうな匂いを尻目にコンビニでオニギリを購入。
働いた者が貧相な冷や飯を食い、並んだだけの者が温かい食事を味わってるという逆転現象。
これが現代社会の縮図か。

最後に余ったカレーうどん貰ったけど、めちゃめちゃ美味かったな。
さすが、炊き出し慣れしてるだけあり、そこらの食堂よりは確実に上だった。
それが無料で食えるとなれば、そりゃホームレスが集まるわ…
そのうち、どこの炊き出しは美味いとか、どこのは塩味がききすぎだとか言うグルメホームレスが出るんじゃなかろうか。いや、既にいそうだが。
カレーうどん
カレーうどん。肉も大盛りでマジ絶品。

炊き出しには長い行列が出来て会場が混雑してたんだが、炊き出し終了とともにほとんど人がいなくなった。恐ろしいくらいに、きれいさっぱりに。
皆さん、貧困問題のディスカッションやレイヴなんかより、食い物が大切だったようです。
そりゃ、他人の話や音楽を聴いても腹は膨れねーからなー。間違いのない世の真理だ。
テレビとかに影響されて貧困問題に興味を持ったであろう、純粋な人達だけが残ってた。
炊き出し
炊き出しには長蛇の列。
炊き出し後
炊き出し後は閑散。

当事者と支援者の意識の違いが出た現象だったとは思うが、支援者にしてもホームレスに貧困問題を一緒に考えてもらおうなんて思ってなくて、支援者にしてみればホームレスを集めれば集めるだけ自分たちの力というか圧力の誇示になるのである。
派遣村と同じ手法だ。
なので、タダ飯を食べさせても、それ以上のリターンがあるのでやっているのだろう。
それはそれで、互いに利害が一致してるから、良い関係なんだろうけど。

ステージの合間には、不法入国がバレたか何かで強制送還されそうだというフィリピン人(カルデロンさん一家ではない)の女性が赤ん坊を抱いて登場し、NPO系の人が『日本で赤ちゃんを生んで育てているのに、彼女は強制的に国に帰されてしまいそうなんです!』って訴えた。
「反貧困フェスタ」というイベント名なのに、お構いなしである。
派遣村もそうだったが、何でもアリの左翼祭りみたいになってんだな。

このイベントと別に、「不法入国フェスタ」をやれば筋が通ってるのに。
不法滞在外国人を集めて、『居座らせろ!』って声を挙げるの。
入管がやってきて一網打尽だけど。

あと、休んでたらホームレスのおっちゃんから声を掛けられたんだが、自称元住吉会の鉄砲玉だそうで、背中の紋々も見せていただいた。
抗争では二丁拳銃で先陣を切り、死体を沈めるために四級船舶免許も取得したとか。
指は綺麗に10本揃ってたけど。
ヤクザ時代は、ドサまわりしてた頃のとんねるず・石橋貴明をシメたり、島田紳介をぶん殴ったりしてたそうで、ダルビッシュの出身校の野球監督はノミ屋の客だったそうだ。
んで、関口房朗と仲がよく、たまに六本木ヒルズの事務所へ行って数十万円のワインをブン取ってくるそうである。
しかし、その実態は、あるスタッフさんから紙パックの「鬼殺し」を貰って喜んでいる山谷のドヤ住まいのオッチャンであった。

自分を嘘で大きく見せる以外に頼るものがないオッチャンを見てたら、悲しくなった…
ホームレスとか拘置所にいる連中とか、頼るものがない奴はハッタリを張るしか相手より優位に立つ手段がない。本当に頼るべき、誇るべき力がないから。
オッチャンの方は、「ヘー!」「マジっすか!」と相槌を打つ自分たちを見て、ご満悦だったけどね。

そんなこんなで、うららかな春の一日を労働しながら楽しく過ごしたのでした。

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久々に社会派くんを読む

http://www.shakaihakun.com/

唐沢さんは相変わらず何を言ってても「オマエが言うな」と突っ込みたくなってしまうが、村崎さんは以前と変わらずに鋭いことばかり言ってる。ただ、村崎さんは、唐沢さんがケジメをつけなかったら社会派くんやめると言ってたが、あの時だけの言葉だったんかな。

今回、気になったのは「殺人にすら打ち込めない殺人者たち」の項。
アキバ殺傷事件から始まった通り魔ブーム(?)についての部分を引用。
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村崎 そんなのに殺されるのが、武本さんみたいに「自分の仕事をやり遂げるまでは死んでも死に切れない」っていう情熱を持っている人だった場合を考えてみろよ。オマエはいいよ、単に自殺衝動の延長で他人を殺すだけの「ザコキャラ」なんだから。そういうザコが無名のまま歴史から消えるのが嫌で、赤の他人を殺してでも名を上げたいっていうなら、殺す側ももっと覚悟決めて根性すえて、他人の貴重な人生を無惨に断ち切るだけの意義や価値や使命感や目的意識を見いだしてからきっちり殺りやがれよ!

唐沢 殺される方の人だって、人生の一局面でムシャクシャするようなことはあるだろうし、カッとなって誰かを殺したいと思う瞬間だってあるだろう。ムシャクシャしているのはオマエ一人じゃないんだよって。ホント、「たった一人のかけがいのないアナタが誰よりも大事」みたいな薄っぺらなメッセージをみんなマジで信じ込んでいるから、こういう事件が連発するんだ。日曜日のアキバを歩いていた人も、八王子の書店で本を売っていたバイトの女の子も、全部オマエと同じ人間なんだって。その「みんな自分と同じ存在」っていう事実に耐えられない、「オレはオマエらとは違う、一ランク上の人間なのだ」ということを見せ付けたい、その見せ付けたい欲望の最たるものは「オレはオマエらを殺すことだってできるんだ」ってことでしょう。それで自分が全知全能の存在であるという妄想を現実化できると思っている。
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以下は自分が少し前のミクシィ日記のコメント欄で書いた文章。

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加藤君の事件は「老若男女問わず何があるか分りませんよ」という意味もあると思いますが、「ワイドショー独占」とか掲示板での実況とか見ても、自意識過剰だと思うんですよね。
何の力もないのにプライドだけ高いから、自分でもコトが起こせるぞ!ってのを見せたかったというか。
で、そういった人達がアキバのホコ天に集まってた状況はあると思うんですね。表現手段を磨かずに、手早く自分の存在を誇示したい人達が。そこで、沢本あすかさんはケツを出しましたが、加藤君はナイフを振り回したんじゃないかという部分もあると自分は推測してます。

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何か偉そうで恐縮だけど、社会派君の文章と上記の文章を合わせて考えると、最近の通り魔事件とか犯行予告とかが大体解明できるような気がする。
今更、だからどうだって話じゃないが。

注意点としては、加藤君を始めとした通り魔や犯行予告をした連中に力がないことや、力を手に入れるための努力を惜しんでいることが悪いわけではない。
それは個人の勝手。
要は、世の中を恨んでいるくせに、世の中が「勝ち組・負け組」とかって風潮になったらそれに影響されてしまうというのがダメなんだよ。そこが、何よりくだらない。
これ以上は何か蛇足な気がするので省略。

しかし、自他共に認める鬼畜の村崎さんや、例の事件で名実共に真の鬼畜・クズになった唐沢さん、そして自称・鬼畜の自分が正論を言うようでは、やっぱり世の中は狂ってるのかも。 >
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